この記事では、イワタニの「やきまる3」として探されることが多い「やきまるスリム(CB-SLG-3)」と、「焼きまる2」として検索される「やきまるII(CB-SLG-2)」の違いを比較します。油はね対策や煙、火力、サイズなど、選ぶ前に確認したいポイントを整理しました。
結論からいうと、テーブルまわりへの油はねを少しでも軽減したいなら、やきまる3にあたる「やきまるスリム」が選びやすいです。一方、最大発熱量やプレートサイズなどの基本仕様は近いため、油はねガードを重視しないなら焼きまる2も比較対象になります。
やきまる3は油はね対策を重視する方、焼きまる2は本体幅を少しでも抑えたい方に向いています。名称だけでは分かりにくい違いもあるため、以下で公式仕様をもとに順番に確認していきます。
やきまる3と焼きまる2の比較結果を先に結論
やきまる3と焼きまる2は、どちらもイワタニのカセットガス式スモークレス焼肉グリルです。ただし、新しいCB-SLG-3では水皿の構造が変更され、油はねへの対策が追加されています。
まずは全体の違いを確認してから、自分が何を重視するかを決めると選びやすくなります。
比較表で違いを確認
「やきまる3」は正式な商品名ではなく、商品コードCB-SLG-3の「やきまるスリム」を指して検索されることが多い呼び方です。焼きまる2の正式名称は「やきまるII」で、商品コードはCB-SLG-2です。
| 比較項目 | やきまる3 やきまるスリム |
焼きまる2 やきまるII |
|---|---|---|
| 商品コード | CB-SLG-3 | CB-SLG-2 |
| 油はね対策 | 高さ約4.7cmのガード付き水皿 | ガード付き水皿なし |
| 本体サイズ | 319×279×149mm | 303×278×149mm |
| 商品重量 | 約1.9kg | 約2.0kg |
| 本体の仕上げ | 鋼板・粉体塗装 | 鋼板・フッ素樹脂加工 |
| カラー | チャコールメタリック | シルバー&ブラック |
| 水皿の準備 | 側面のラインまで水を入れる | 約230ccの水を入れる |
大きな変更点は、やきまるスリムに追加されたガード付き水皿です。本体サイズや重量にも差がありますが、数値上はいずれも大幅な変更ではありません。
どっちを選ぶかの結論
選択のポイントを簡単に分けると、次のようになります。
| 重視すること | 選びやすいモデル |
|---|---|
| 焼肉中の油はねを少しでも軽減したい | やきまる3(やきまるスリム) |
| 新しいガード付き水皿を使いたい | やきまる3(やきまるスリム) |
| 本体の横幅を少しでも抑えたい | 焼きまる2(やきまるII) |
| シルバー&ブラックの外観が好み | 焼きまる2(やきまるII) |
新型を選ぶ一番分かりやすい理由は、火力アップではなく油はね対策の追加です。最大発熱量はどちらも1.0kWなので、新しいモデルだから火力が強くなったという違いではありません。
価格は販売時期や店舗によって変わるため、単純な価格差だけで固定的に判断しないほうがよいでしょう。
やきまる3と焼きまる2を6項目で比較
ここからは、やきまる3にあたるやきまるスリムと焼きまる2の違いを6項目に分けて確認します。特に注目したいのは、新しく加わった油はね対策と、本体サイズの変化です。
煙を抑える仕組みや火力についても確認し、新型に変更されたことで実際に何が変わったのかを整理します。
比較①:油はね対策
| 項目 | やきまる3 | 焼きまる2 |
|---|---|---|
| ガード付き水皿 | あり | なし |
| ガードの高さ | 約4.7cm | 該当なし |
やきまる3にあたるやきまるスリムでは、直径約23cmのプレートを囲むように高さ約4.7cmのガードが設けられています。プレート下の水皿のフチを高くした構造で、本体やテーブルへの油のはねや飛び散りを軽減する設計です。
油はね対策を最優先するなら、ここがやきまる3を選ぶ最大の理由になります。ただし、メーカーの説明も「軽減」であり、油はねが完全になくなるという意味ではありません。
比較②:煙を抑える仕組みと火力
| 項目 | やきまる3 | 焼きまる2 |
|---|---|---|
| 最大発熱量 | 1.0kW(900kcal/h) | 1.0kW(900kcal/h) |
| プレート温度の考え方 | 約210~250℃にコントロール | 約210~250℃にコントロール |
煙への対策は、プレートを必要以上に高温化させず、肉の脂が煙になりにくい温度帯にコントロールすることと、脂を炎へ直接落としにくくする構造が基本です。
最大発熱量はどちらも1.0kWで、公式仕様上は火力アップによる差はありません。やきまる3についても、従来の煙を抑える機能を維持しながら油はね対策を追加したモデルとして説明されています。
そのため、やきまる3のほうが煙を必ず大幅に減らせると考えるより、追加された油はねガードに価値を感じるかで判断するほうが分かりやすいでしょう。
比較③:本体サイズ
| 項目 | やきまる3 | 焼きまる2 |
|---|---|---|
| 幅 | 319mm | 303mm |
| 奥行 | 279mm | 278mm |
| 高さ | 149mm | 149mm |
やきまる3は幅319mm、焼きまる2は303mmなので、やきまる3のほうが横幅は16mm大きくなっています。奥行は1mm差で、高さはどちらも149mmです。
「スリム」という名称でも、焼きまる2より横幅が小さいわけではない点には注意しましょう。油はねガードを設けながら従来品と同じ高さ149mmに抑えたことが、やきまるスリムの設計上の特徴です。
比較④:重量
| 項目 | やきまる3 | 焼きまる2 |
|---|---|---|
| 商品重量 | 約1.9kg | 約2.0kg |
| 重量差 | 約0.1kg軽い | 基準 |
本体重量は、やきまる3が約1.9kg、焼きまる2が約2.0kgです。やきまる3のほうが約100g軽くなっています。
重量差は約100gなので、持ち運びや片付けやすさを大きく左右するほどの差とは考えにくいでしょう。重量だけで決めるより、油はね対策や本体幅と合わせて判断するのが現実的です。
比較⑤:本体の仕上げとカラー
| 項目 | やきまる3 | 焼きまる2 |
|---|---|---|
| 本体 | 鋼板・粉体塗装 | 鋼板・フッ素樹脂加工 |
| カラー | チャコールメタリック | シルバー&ブラック |
本体の仕上げは、やきまる3が鋼板の粉体塗装、焼きまる2が鋼板のフッ素樹脂加工です。外観も、やきまる3はチャコールメタリック、焼きまる2はシルバー&ブラックとなっています。
見た目の印象ははっきり異なるため、食卓に置いたときのカラーを重視する方には判断材料になります。一方、プレートはいずれもアルミダイカストのフッ素樹脂加工です。
比較⑥:水皿の使い方
| 項目 | やきまる3 | 焼きまる2 |
|---|---|---|
| 水を入れる目安 | 水皿側面のラインまで | 約230cc |
| 水皿の構造 | 油はねガードを兼ねた形状 | 従来形状 |
使用前にはどちらも水皿へ水を入れますが、公式案内の目安が異なります。やきまる3は水皿側面のラインまで、焼きまる2は約230ccの水を注いで使用します。
やきまる3では水皿そのものが油はねガードを兼ねる新構造になっているため、見た目だけでなく水皿まわりの構造も変更されています。使用時は、それぞれの機種に定められた水量の目安に従うことが大切です。
やきまる3と焼きまる2をおすすめする人
6項目を比較すると、焼くための最大発熱量ではなく、油はね対策や本体形状の違いで選ぶのが分かりやすいといえます。
ここでは、それぞれがどのような方に向いているかを整理します。
やきまる3がおすすめの人
やきまる3にあたる「やきまるスリム」が候補になりやすいのは、次のような方です。
- 焼肉中の油はねを少しでも軽減したい人
- ガード付き水皿の新しい構造を重視する人
- チャコールメタリックの外観が好みの人
- 横幅が16mm大きくても問題ない人
特にテーブルまわりへの油の飛び散りが気になるなら、やきまる3の追加機能を活かしやすいでしょう。煙だけでなく油はねも気になる家庭では、比較する価値が高いモデルです。
焼きまる2がおすすめの人
焼きまる2にあたる「やきまるII」が候補になりやすいのは、次のような方です。
- ガード付き水皿を特に必要としない人
- 本体の横幅を少しでも抑えたい人
- シルバー&ブラックの外観が好みの人
- 最大発熱量1.0kWの基本仕様で十分な人
新型の主な追加点である油はねガードを重視しないなら、焼きまる2も十分比較対象です。実売価格は時期によって変動するため、価格も含めて購入時点の条件で判断するとよいでしょう。
やきまる3と焼きまる2の比較でよくある質問
やきまる3と焼きまる2を比較するときに迷いやすい名称や煙、火力、サイズなどについて、よくある疑問を整理します。
やきまる3の正式な商品名は?
商品コードCB-SLG-3の正式名称は「カセットガス スモークレス焼肉グリル “やきまるスリム”」です。メーカー公式の商品名には「やきまる3」とは記載されていません。
型番の末尾が3であることなどから、検索時に「やきまる3」と呼ばれるケースがあります。
やきまる3のほうが煙は少ない?
公式情報では、やきまる3も焼きまる2もプレート表面を約210~250℃にコントロールし、脂を水皿へ落とすことで煙を抑える仕組みが説明されています。
やきまる3の新しい特徴として明確に打ち出されているのは、煙をさらに減らすことよりもガード付き水皿による油はねの軽減です。煙の量について両機種を数値で比較したデータは公式の商品仕様には示されていません。
やきまる3のほうが火力は強い?
最大発熱量は、やきまる3も焼きまる2も1.0kW(900kcal/h)です。そのため、公式仕様上は新型のほうが最大火力が強いという差はありません。
火力アップを目的に買い替えるのではなく、油はね対策などの構造変更を必要とするかで考えるのが分かりやすいでしょう。
やきまる3のほうがコンパクト?
やきまる3の本体サイズは319×279×149mm、焼きまる2は303×278×149mmです。高さは同じですが、横幅はやきまる3のほうが16mm大きくなっています。
「やきまるスリム」という名称だけで焼きまる2より小さいと判断せず、収納場所の横幅も確認しておくと安心です。
やきまる3と焼きまる2の価格差は?
メーカー公式では、やきまるスリムとやきまるIIのメーカー希望小売価格はいずれもオープン価格です。そのため、メーカーが固定した販売価格だけで差を判断することはできません。
実際の販売価格や在庫状況は時期や販売店によって変動する可能性があるため、購入時点の情報を基準に比較してください。
テントや車内でも使える?
どちらの公式製品ページにも、テント内や車内では絶対に使用しないよう注意書きがあります。カセットガス式だから屋内外のどこでも自由に使えるという製品ではありません。
使用場所や換気など、安全に関する注意事項を守って使用することが重要です。
やきまる3と焼きまる2の比較結果まとめ
やきまる3にあたる「やきまるスリム」と焼きまる2の大きな違いは、やきまる3に高さ約4.7cmのガード付き水皿が採用され、油はねを軽減する構造になったことです。油はね対策を重視するならやきまる3、本体幅を少しでも抑えたいなら焼きまる2が選びやすいでしょう。
一方、最大発熱量はどちらも1.0kWで、煙を抑える基本的な考え方にも大きな違いは確認できません。新型だから火力が強いと考えるのではなく、油はねガード、本体サイズ、重量、仕上げなど、自分に必要な差で判断することが大切です。
販売価格や在庫状況は時期によって変動する可能性があります。最終的には、油汚れへの対策をどこまで重視するかと、設置・収納スペースに収まるかを基準に選ぶと判断しやすいでしょう。

