この記事では、アイリスオーヤマのChef Chao(シェフチャオ)SA-CH24-Cと、CHEF DRUM(シェフドラム)DAC-IB2-Cの違いを比較します。かき混ぜ方、得意な調理、容量、サイズ、消費電力、お手入れの6項目から、どちらが使い方に合うかを整理します。
結論からいうと、炒め物の仕上がりと省スペース性を重視するならChef Chao、揚げ物対応と容量を重視するならCHEF DRUMが比較しやすい基準です。両機は同じ自動調理家電でも、かくはんの仕組みと得意分野が大きく異なります。
Chef Chaoがおすすめなのは、チャーハンや野菜炒めなどを自動で作りたい方や、横幅を抑えて設置したい方です。CHEF DRUMがおすすめなのは、揚げ物まで任せたい方や、一度に調理できる容量をより重視する方です。
Chef ChaoとCHEF DRUMの比較結果を先に結論
最初に、Chef ChaoとCHEF DRUMの違いを全体で確認します。ここでは現行の公式掲載モデルとして、Chef ChaoはSA-CH24-C、CHEF DRUMはDAC-IB2-Cを比較対象にしています。
比較表で違いを確認
両機の主な違いをまとめると、次のとおりです。
| 比較項目 | Chef Chao SA-CH24-C | CHEF DRUM DAC-IB2-C |
|---|---|---|
| かき混ぜ方 | 内なべは固定し、3本の「まぜチャオアーム」でかくはん | 内なべそのものを回転させてかくはん |
| 調理の特徴 | フタなし調理に対応し、炒め物を重視 | 内なべを傾けられ、揚げ物にも対応 |
| 最大調理容量 | 2.4L | 3.0L(傾き1) |
| 満水容量 | 4.0L | 4.5L |
| 本体サイズ | 幅266×奥行339×高さ263mm | 幅370×奥行279×高さ343mm |
| 質量 | 約4.5kg | 約6.6kg |
| 定格消費電力 | 800W | 900W |
| 主な洗えるパーツ | 内なべ、かくはん棒、ガラスふた | 内なべ、ふた |
最も大きい違いは、Chef Chaoがフタなしで内部のアームを回す方式、CHEF DRUMが鍋ごと回転させる方式であることです。この仕組みの差が、炒め物と揚げ物の得意分野にもつながっています。
どっちを選ぶかの結論
選ぶ基準は、普段どんな料理を自動化したいかを先に考えると分かりやすくなります。
| 重視すること | 選びやすい機種 |
|---|---|
| 炒め物の水分を逃がしながら調理したい | Chef Chao |
| 揚げ物まで自動調理したい | CHEF DRUM |
| 横幅と高さを抑えて置きたい | Chef Chao |
| 最大調理容量を重視したい | CHEF DRUM |
| 本体の軽さを重視したい | Chef Chao |
炒め物を優先するか、揚げ物と容量を優先するかが中心の判断軸です。サイズはChef Chaoのほうが幅と高さを抑えていますが、奥行きはCHEF DRUMより長いため、設置場所は3方向の寸法で確認する必要があります。
Chef ChaoとCHEF DRUMを6項目で比較
ここからは、仕様や構造の違いを6項目に分けて詳しく見ていきます。数値だけでなく、その差が実際の使い方にどう影響するかまで整理します。
比較①:かき混ぜ方とフタの使い方
| 項目 | Chef Chao | CHEF DRUM |
|---|---|---|
| かくはん方式 | 3本の「まぜチャオアーム」が回転 | 内なべ自体が回転 |
| 調理時の特徴 | フタなし調理が可能 | 傾きを変えた鍋を回転させる |
Chef Chaoは、長さの異なる3本のアームが鍋全体をかき混ぜる構造です。フタを外した状態でも自動調理できるため、炒め物で発生する余分な水蒸気を逃がしやすい設計になっています。
CHEF DRUMは、内なべそのものを回転させ、傾きも変えながら食材をかくはんする方式です。調理機構そのものが異なるため、同じ「自動で混ぜる家電」でも使い方の方向性は同じではありません。
比較②:炒め物と揚げ物への対応
| 調理方法 | Chef Chao | CHEF DRUM |
|---|---|---|
| 炒める | 公式比較で「◎」 | 公式比較で「○」 |
| 揚げる | 公式比較で「×」 | 公式比較で「◎」 |
Chef Chaoは、フタなし調理で水分を逃がしながら加熱できることを特徴としており、チャーハンや炒め物を重視した設計です。炒める以外にも煮る、蒸す、ゆでる、焼く、無水調理、低温調理、炊飯、発酵に対応しています。
一方、CHEF DRUMは鍋を傾けながら回転させることで少量の油を使った揚げ物に対応します。揚げ物を自動調理の対象に含めたいなら、CHEF DRUMの対応範囲が明確な差になります。
比較③:最大調理容量と満水容量
| 容量 | Chef Chao | CHEF DRUM |
|---|---|---|
| 最大調理容量 | 2.4L | 3.0L(傾き1) |
| 満水容量 | 4.0L | 4.5L |
最大調理容量はChef Chaoが2.4L、CHEF DRUMが3.0Lです。満水容量もCHEF DRUMのほうが0.5L大きく、容量面ではCHEF DRUMが上回ります。
一度に調理できる量を優先するならCHEF DRUMが比較しやすいです。ただし、実際に作れる人数や分量はメニューごとに異なるため、容量だけで一律に人数を決めないほうが安全です。
比較④:本体サイズと重さ
| 仕様 | Chef Chao | CHEF DRUM |
|---|---|---|
| 幅 | 266mm | 370mm |
| 奥行 | 339mm | 279mm |
| 高さ | 263mm | 343mm |
| 質量 | 約4.5kg | 約6.6kg |
Chef ChaoはCHEF DRUMより幅が104mm狭く、高さも80mm低く、質量は約2.1kg軽くなっています。そのため、横幅や高さに制限があるキッチンでは候補にしやすいサイズです。
ただし奥行きはChef Chaoが339mmで、CHEF DRUMの279mmより60mm長くなっています。Chef Chaoは単純に全方向が小さいわけではなく、設置面では奥行きまで確認することが重要です。
比較⑤:定格消費電力
| 仕様 | Chef Chao | CHEF DRUM |
|---|---|---|
| 定格消費電力 | 800W | 900W |
定格消費電力はChef Chaoが800W、CHEF DRUMが900Wで、仕様上は100Wの差があります。ただし、定格消費電力だけで1回の調理にかかる電気代をそのまま比較することはできません。
実際の消費電力量は調理時間や温度制御などで変わります。ここではChef Chaoの定格値が低いという仕様差として捉え、電気代の優劣までは断定しないのが適切です。
比較⑥:お手入れするパーツ
| 項目 | Chef Chao | CHEF DRUM |
|---|---|---|
| 公式に案内されている洗える主なパーツ | 内なべ、かくはん棒、ガラスふた | 内なべ、ふた |
Chef Chaoは、内なべ、かくはん棒、ガラスふたを外して洗える構成です。かくはん棒を使う仕組みのため、取り外して洗う部品としてこの3点が案内されています。
CHEF DRUMは、公式案内でお手入れパーツを内なべとふたの2点としています。取り外して洗う主なパーツ数を少なくしたい場合はCHEF DRUMが分かりやすい一方、本体側の扱いなども含めた手入れ方法は取扱説明に従う必要があります。
Chef ChaoとCHEF DRUMをおすすめする人
6項目の違いを踏まえると、どちらが合うかは「何を自動化したいか」と「どこに置くか」で整理できます。スペックの大きさだけでなく、よく作る料理を基準に考えるのがポイントです。
Chef Chaoがおすすめの人
Chef Chaoが候補になりやすいのは、次のような方です。
- チャーハンや野菜炒めなど、炒め物を重視したい方
- フタなしで水分を逃がす自動調理に魅力を感じる方
- 揚げ物の自動調理は必要ない方
- キッチンで横幅や高さを抑えたい方
- 約4.5kgの比較的軽い本体を選びたい方
Chef Chaoは「炒め物を任せたい」「幅を抑えて置きたい」という条件と相性がよい機種です。奥行きは339mmあるため、置き場所は幅だけで判断しないようにしましょう。
CHEF DRUMがおすすめの人
CHEF DRUMが候補になりやすいのは、次のような方です。
- 唐揚げなどの揚げ物も自動調理したい方
- 最大調理容量3.0Lを重視する方
- 鍋ごと回転する調理方式を使いたい方
- 本体サイズより調理の対応範囲を優先したい方
- 洗える主なパーツを内なべとふたの2点に抑えたい方
CHEF DRUMは「揚げ物まで任せたい」「容量を確保したい」という条件が明確な方に向くと整理できます。本体は幅370mm、高さ343mmあるため、設置スペースを先に測っておくことが大切です。
Chef ChaoとCHEF DRUMの比較でよくある質問
最後に、Chef ChaoとCHEF DRUMを比較するときに迷いやすい点を、確認できる仕様に沿って整理します。
Chef Chaoで揚げ物はできますか?
公式のCHEFBOTシリーズ比較では、Chef Chaoの「揚げる」は「×」とされています。揚げ物を自動調理したい場合は、「揚げる」が「◎」とされているCHEF DRUMのほうが用途に合います。
CHEF DRUMは炒め物にも使えますか?
使えます。公式比較ではCHEF DRUMの「炒める」は「○」で、製品ページでも炒め物に対応すると案内されています。ただし、炒め物を特に重視し、フタなしで水分を逃がす設計を採用しているのはChef Chaoです。
Chef Chaoのほうがコンパクトですか?
幅と高さ、質量ではChef Chaoのほうが小さく軽い一方、奥行きはChef Chaoが339mm、CHEF DRUMが279mmです。そのため、置き場所との相性は幅・奥行・高さをすべて確認して判断する必要があります。
一度に多く作りたい場合はどちらですか?
最大調理容量はChef Chaoが2.4L、CHEF DRUMが3.0Lなので、容量を優先するならCHEF DRUMが比較しやすいです。ただし、メニューごとの対応量は異なるため、最大容量だけで毎回同じ人数分を作れるとは限りません。
CHEF DRUMは型番によって違いがありますか?
あります。CHEF DRUMには現行のDAC-IB2-Cのほか、2022年モデルとしてDAC-IA2-HやKDAC-IA2-Tも掲載されています。この記事のサイズ、質量、最大調理容量などの比較は、現行掲載のDAC-IB2-Cを対象にしています。
Chef ChaoとCHEF DRUMの比較結果まとめ
Chef ChaoとCHEF DRUMの大きな違いは、かくはん方式と得意な調理です。Chef Chaoは3本のアームとフタなし調理で炒め物を重視し、CHEF DRUMは鍋ごと回転して揚げ物にも対応します。
設置性ではChef Chaoが幅と高さを抑え、約4.5kgと軽い一方、奥行きはCHEF DRUMより長めです。容量はCHEF DRUMが最大3.0Lで、Chef Chaoの2.4Lを上回ります。
最終的には、炒め物と横幅の省スペース性を優先するならChef Chao、揚げ物と調理容量を優先するならCHEF DRUMという基準で考えると選びやすくなります。価格や販売状況は変動する可能性があるため、購入時点の情報も含めて判断してください。

