DRV-X80EMとDRV-EM4800は、どちらもKENWOODのデジタルルームミラー型ドライブレコーダーですが、液晶サイズやリア映像の表示性能、カメラの記録範囲、駐車録画の構成などに違いがあります。この記事では、公式仕様をもとに7項目で比較します。
結論からいうと、リア映像の滑らかさや取り付け方法、駐車録画用電源ケーブルの標準装備を重視するならDRV-X80EMが候補です。一方、12V型の大画面や音声コマンド、運転支援機能を重視するならDRV-EM4800が選択肢になります。
DRV-X80EMがおすすめなのは、後方映像を滑らかに確認したい方や純正ミラー交換も検討したい方です。DRV-EM4800がおすすめなのは、大きな画面で後方を確認したい方や音声操作、運転支援機能を活用したい方です。
DRV-X80EMとDRV-EM4800の比較結果を先に結論
最初にDRV-X80EMとDRV-EM4800の主な違いを整理します。どちらも前後フルHD録画に対応していますが、デジタルミラーとして重視している機能には違いがあります。
比較表でDRV-X80EMとDRV-EM4800の違いを確認
主な違いを一覧にすると、両機種の方向性が分かりやすくなります。
| 比較項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| 液晶サイズ | 10V型 | 12V型 |
| リア映像表示 | 56fpsハイフレームレート表示 | 56fpsハイフレームレート表示の記載なし |
| 録画 | 前後1920×1080、28fps | 前後1920×1080、28fps |
| リア最大記録画角 | 水平約107°、垂直約56°、対角約129° | 水平133°、垂直69°、対角162° |
| リアカメラF値 | F1.8 | F2.0 |
| 取り付け | バンド式、純正ミラー交換に対応 | バンド式 |
| 駐車録画用電源 | 対応車載電源ケーブル付属 | CA-DR550を別途使用 |
| 音声コマンド | 主要機能としての記載なし | 対応 |
| 運転支援機能 | 主要機能としての記載なし | 複数の警告機能を搭載 |
| 付属microSDカード | 64GB | 32GB |
DRV-X80EMは56fpsのリア表示と2WAYの取り付け方法、DRV-EM4800は12V型大画面と便利な支援機能が特徴です。単純な新旧比較ではなく、どの機能を優先するかで選択が変わります。
DRV-X80EMとDRV-EM4800はどっちを選ぶ?
後方確認の滑らかさを重視する場合は、リアカメラ映像を56fpsで表示するDRV-X80EMが候補になります。純正ルームミラー交換とバンド式の両方に対応している点も特徴です。
| 重視するポイント | 候補 |
|---|---|
| リア映像の滑らかさ | DRV-X80EM |
| 12V型の大画面 | DRV-EM4800 |
| 純正ミラー交換にも対応 | DRV-X80EM |
| 広いリア記録画角 | DRV-EM4800 |
| 駐車録画用電源ケーブルが付属 | DRV-X80EM |
| 音声コマンドや運転支援機能 | DRV-EM4800 |
一方、画面の大きさやリアカメラの広い記録画角、音声コマンドなどを重視するならDRV-EM4800が候補です。ミラー表示を重視するならDRV-X80EM、画面サイズや付加機能を重視するならDRV-EM4800と整理すると選びやすくなります。
DRV-X80EMとDRV-EM4800を7項目で比較
ここからは、液晶、本体サイズ、カメラ性能、取り付け、駐車録画、運転支援、付属microSDカードまで7項目に分けて詳しく比較します。それぞれの差が実際の選択にどう関係するのかも確認していきます。
比較① 液晶サイズと本体サイズ
| 項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| 液晶 | 10V型 | 12V型 |
| メインユニット寸法 | 幅264×高さ77×奥行32mm | 幅296×高さ79×奥行27mm |
| メインユニット質量 | 496g | 466g |
画面の大きさではDRV-EM4800が12V型、DRV-X80EMが10V型です。後方映像をできるだけ大きく表示したい場合はDRV-EM4800が分かりやすい選択肢になります。
一方、DRV-X80EMは横幅264mmで、DRV-EM4800の296mmより短くなっています。画面の大きさならDRV-EM4800、ミラー周辺を比較的コンパクトにまとめたいならDRV-X80EMという違いがあります。
比較② リア映像の表示と録画フレームレート
| 項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| リア表示 | 56fps | 56fpsハイフレームレート表示の記載なし |
| フロント録画 | 28fps | 28fps |
| リア録画 | 28fps | 28fps |
DRV-X80EMの大きな特徴は、リアカメラ映像を56fpsでミラーに表示するハイフレームレート表示です。メーカーはデジタルミラー特有のカクつきや遅れを抑え、自然な視認性につなげる機能として案内しています。
ただし、DRV-X80EMでも録画データそのものは前後とも28fpsです。56fpsはリア映像を確認するときの表示性能であり、録画フレームレートが2倍になるわけではありません。
比較③ リアカメラの記録画角とF値
| 項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| リア最大記録画角 | 水平約107°、垂直約56°、対角約129° | 水平133°、垂直69°、対角162° |
| リアF値 | F1.8 | F2.0 |
| リア動画解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
リアカメラの最大記録画角はDRV-EM4800のほうが広く、水平133°、垂直69°、対角162°です。後方を広い範囲で記録することを重視する場合は確認しておきたい差です。
一方、DRV-X80EMのリアカメラはF1.8で、DRV-EM4800はF2.0です。記録範囲の広さではDRV-EM4800、リアレンズのF値ではDRV-X80EMに違いがあると整理できます。
比較④ 取り付け方法
| 項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| バンド式装着 | 対応 | 対応 |
| 純正ルームミラー交換 | 対応 | 製品機能としての記載なし |
| 交換時の追加部品 | 車種別専用取付キットが必要 | - |
DRV-X80EMは付属バンドで純正ミラーに固定する方法に加え、別売の専用取付キットを使った純正ルームミラー交換にも対応しています。対応車種やグレードは取付条件の確認が必要です。
DRV-EM4800は純正ルームミラーへ固定するバンド式です。後付け感を抑えた交換式も検討したい場合はDRV-X80EMの2WAY対応がポイントになります。
比較⑤ 駐車録画機能
| 項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| 駐車録画用電源 | 対応車載電源ケーブル付属 | 別売CA-DR550が必要 |
| タイマー | 3・6・12・24時間 | 2・4・6・8・24時間 |
| 駐車録画モード | 常時監視、衝撃検知 | 衝撃検知、タイムラプス |
DRV-X80EMは駐車録画対応の車載電源ケーブルが付属しており、3時間、6時間、12時間、24時間のタイマー設定に対応しています。常時監視モードと衝撃検知モードから選択できます。
DRV-EM4800で駐車録画を利用する場合は別売のCA-DR550が必要ですが、衝撃検知に加えてタイムラプスモードを利用できます。追加ケーブルを用意せず駐車録画環境を構成したいならDRV-X80EM、タイムラプス駐車録画を使いたいならDRV-EM4800が候補です。
比較⑥ 音声コマンドと運転支援機能
| DRV-EM4800の主な機能 | 内容 |
|---|---|
| 音声コマンド | 録画開始、写真撮影、カメラ表示切替など |
| 後方急接近警告 | 後方車両の急接近を検知して通知 |
| 前方衝突警告 | 前方車両との距離に応じて警告 |
| 車線逸脱警告 | 車線逸脱時に警告 |
| 発進遅れ警告 | 前方車両の発進を通知 |
| 斜め後方障害物警告 | 斜め後方から接近する車両などを通知 |
DRV-EM4800は「録画開始」と発話して手動録画を始められる音声コマンドに対応しています。さらに前方衝突警告や車線逸脱警告、後方急接近警告など複数の運転支援機能が用意されています。
DRV-X80EMの公式製品情報では、録画機能は常時録画、イベント記録、手動録画として案内されており、DRV-EM4800のような音声コマンドや一連の運転支援機能は主要機能として記載されていません。補助的な警告機能や音声操作を重視する場合はDRV-EM4800が比較上のポイントです。
比較⑦ 付属microSDカードと録画時間
| 項目 | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| 付属容量 | 64GB | 32GB |
| 付属容量での常時録画時間目安 | 約202分 | 約89分 |
| 対応容量 | 32GB~128GB | 32GB~128GB |
DRV-X80EMには64GBのmicroSDカード、DRV-EM4800には32GBのmicroSDカードが付属します。メーカー公表の目安では、前後同時撮影時の常時録画時間はDRV-X80EMの64GBで約202分、DRV-EM4800の32GBで約89分です。
どちらも最大128GBまで対応しています。購入時から容量の大きなカードを使いたい場合は64GB付属のDRV-X80EMが分かりやすい違いになります。
DRV-X80EMとDRV-EM4800をおすすめする人
ここまでの仕様差をもとに、それぞれどのような使い方を重視する方に合いやすいかを整理します。単に新しい機種を選ぶのではなく、普段の後方確認や取り付け方法まで考えることが大切です。
DRV-X80EMがおすすめの人
DRV-X80EMが候補になりやすいのは、次のような方です。
- リア映像を56fpsで滑らかに表示したい方
- 10V型の比較的コンパクトなミラーを選びたい方
- 純正ミラー交換による取り付けも検討したい方
- 駐車録画対応の電源ケーブルが付属する機種を選びたい方
- 最初から64GBのmicroSDカードを使いたい方
デジタルミラーとしての後方映像の滑らかさと取り付けの自由度を重視する方にはDRV-X80EMが検討しやすいでしょう。純正ミラー交換を選ぶ場合は、車種やグレードごとの適合条件にも注意が必要です。
DRV-EM4800がおすすめの人
DRV-EM4800が候補になりやすいのは、次のような方です。
- 12V型の大画面で後方映像を確認したい方
- リアカメラで広い範囲を記録したい方
- 音声コマンドを利用したい方
- 前方衝突警告や車線逸脱警告などの運転支援機能を使いたい方
- タイムラプス方式の駐車録画を利用したい方
画面の大きさと多彩な補助機能を重視する方にはDRV-EM4800が候補です。ただし、駐車録画を利用する場合は別売の車載電源ケーブルCA-DR550が必要になります。
ケンウッド 12型IPS液晶搭載デジタルルームミラー型2カメラドライブレコーダー DRV-EM4800 KENWOOD ミラレコ X Series
価格・在庫等は取得時点の情報です。
商品情報取得:
DRV-X80EMとDRV-EM4800の比較でよくある質問
DRV-X80EMとDRV-EM4800を比較するときに迷いやすい点を、公式仕様をもとに整理します。
DRV-X80EMとDRV-EM4800はどちらも前後録画できますか?
はい。どちらもフロントカメラとリアカメラを使った前後同時録画に対応しています。記録解像度は1920×1080のフルHDです。
DRV-X80EMの56fpsは録画映像も56fpsですか?
いいえ。56fpsはリアカメラ映像をデジタルミラーへ表示するときのフレームレートです。録画についてはフロント、リアともに28fpsです。
DRV-EM4800の駐車録画には別売品が必要ですか?
はい。DRV-EM4800で駐車録画を利用するには、別売の車載電源ケーブルCA-DR550による電源接続が必要です。DRV-X80EMには駐車録画対応車載電源ケーブルが付属しています。
DRV-X80EMは純正ルームミラーと交換できますか?
対応車種であれば可能です。DRV-X80EMはバンド式装着に加え、別売の車種別専用取付キットを使用した純正ルームミラー交換に対応しています。車種だけでなく年式やグレード、装備によって取り付け条件が異なる場合があります。
大画面を重視するならどちらですか?
液晶サイズだけで比較するとDRV-EM4800です。DRV-EM4800は12V型、DRV-X80EMは10V型を採用しています。ミラー周辺のスペースとのバランスも含めて判断するとよいでしょう。
リアカメラの記録範囲が広いのはどちらですか?
メーカー公表の最大記録画角ではDRV-EM4800のほうが広く、水平133°、垂直69°、対角162°です。DRV-X80EMのリアカメラは水平約107°、垂直約56°、対角約129°となっています。
DRV-X80EMとDRV-EM4800の比較結果を振り返る
DRV-X80EMとDRV-EM4800は、どちらも前後フルHD録画に対応したデジタルルームミラー型ドライブレコーダーですが、重視する機能が異なります。DRV-X80EMはリア56fps表示、10V型液晶、2WAY装着、駐車録画対応電源ケーブル付属が特徴です。DRV-EM4800は12V型液晶、広いリア記録画角、音声コマンド、各種運転支援機能が特徴です。
後方映像の滑らかさや純正ミラー交換、駐車録画の導入しやすさを優先するならDRV-X80EM、大画面や広い記録範囲、音声操作や警告機能を重視するならDRV-EM4800が候補になります。取り付け条件や駐車録画に必要な部品まで含めて比較することが重要です。
価格や販売状況、取付対応車種などは時期や車両条件によって変わる可能性があります。最終的には自分の車の取り付け条件と、ミラー表示、録画範囲、駐車録画、補助機能のうち何を優先するかを決めて判断してください。

