「象印 極め炊き NP‑RU05」と「象印 極め炊き NP‑RN05」。どちらも3合対応の圧力IH炊飯ジャーで、“一人暮らし”や“少人数世帯”に人気の機種です。
しかし、「新しいモデルだから性能は上?」「旧型モデルで十分?」「価格差の価値はある?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。
本記事では、型番・シリーズ位置付けを抑えた上で、内釜の保証制度・液晶表示・本体重量・カラー展開・炊飯メニュー機能・保温性能・価格といった観点から、両機種をわかりやすく比較します。
また、両機種に共通する機能や、どのようなユーザーにどちらが向いているかも整理。
これから炊飯器を検討される方が「自分にとって必要な性能はどこか」を見極め、納得して選べるようサポートします。
モデル概要と型番の位置付け
NP-RU05とNP-RN05は、どちらも象印の人気シリーズ「極め炊き」の3合炊き圧力IH炊飯ジャーです。
RU05はRN05の後継モデルにあたり、細部の改良やデザイン変更が加えられた最新版です。
両機種とも一人暮らしや少人数家庭向けに設計され、コンパクトながらも炊き上がりの品質にこだわったモデルとして支持されています。
シリーズとしては中位クラスに位置し、「おいしさ」と「使いやすさ」のバランスを取った設計が特徴です。
RN05が従来機、RU05がマイナーチェンジ後のモデルとして、基本性能を維持しつつ操作性やデザインが改良されています。
NP-RU05/NP-RN05の発売時期・シリーズ位置
RN05は2022年発売、RU05は2024年に登場した比較的新しいモデルです。
RU05はRN05の後継として、同シリーズの最新世代を担います。
性能面の大きな変化は少ないものの、炊飯プログラムの微調整や部品改良、操作表示の見直しなどが施されています。
両モデルは「極め炊き」シリーズの中でも3合サイズに特化しており、象印の圧力IH炊飯技術を小型モデルで体感できるのが特徴です。
ブランド/カテゴリ/主用途・想定ユーザー
「極め炊き」は象印の主力シリーズで、家庭用炊飯器として高い評価を得ています。
RU05・RN05はいずれも単身者や2人暮らしなど、少人数向けの炊飯容量(0.54L=3合)を持つコンパクトモデルです。
高級モデルの「炎舞炊き」ほどの多段IH構造は備えていませんが、圧力IHによるふっくらとした炊き上がりと、使いやすい価格帯が魅力です。
スペックのベース(共通仕様)
両モデルとも、圧力IH方式・うるつや保温機能・炊き分け圧力・クリーニング機能を搭載。
共通の「黒まる厚釜」を採用し、厚みのある内釜が熱を均一に伝えます。炊飯容量は3合、保温時間は最大30時間。
操作はシンプルな前面パネルで、液晶画面の視認性も高められています。
このように、炊飯の基本構造と加熱性能はほぼ共通しており、違いは主にデザインや保証、細部の操作性にあります。
主なスペック・機能での比較
両モデルは内部構造が近いため、実際の炊き上がりには大きな差はありません。
しかし、RU05ではユーザーの使いやすさを意識した細かい変更があり、使い勝手の向上が図られています。
内釜・保証制度の違い
RU05では内釜の保証期間が3年に延長されており、長期使用時の安心感が向上しています。
一方RN05の保証は1年。
内釜自体の素材や厚みは同等ですが、RU05のほうがより長期的に使える点で優位です。
また、内釜の塗装耐久性も改善されており、焦げ付きにくく手入れがしやすい仕様になっています。
液晶表示・操作パネル/見た目(デザイン・カラー)
RU05では液晶表示が視認性の高いホワイトバックライト仕様に変更され、操作性が向上。
ボタンの配置もわずかに改良され、日常的な操作がしやすくなっています。
デザイン面では、RN05が落ち着いたブラウン系だったのに対し、RU05はモダンなグレーやホワイトトーンを採用。
キッチンのインテリアになじみやすい印象に仕上がっています。
重量・本体寸法・設置性
本体サイズはほぼ同等で、幅25.5×奥行37.5×高さ20cm前後。重量も約4.0kg程度で扱いやすく、狭いキッチンにも設置可能です。
RU05では上蓋の開閉角度が見直され、やや扱いやすくなっています。
収納時の高さや設置スペースに関しても、両モデルに大きな違いはありません。
炊飯機能・食感炊き分け・保温機能など
両機種とも「白米炊き分け3コース」(ふつう・やわらかめ・かため)や「玄米」「雑穀米」モードを搭載。
うるつや保温機能により、最大30時間まで美味しさを保ちます。
RU05では、炊飯制御プログラムが微調整されており、特に少量炊飯時の温度制御が安定。
ご飯がよりムラなく炊けるよう改良されています。
価格・コストパフォーマンスの違い
価格面では、RN05が販売終了に伴い価格が下がっており、通販では2万円前後から購入可能です。
RU05は新モデルとして2万5千円〜2万6千円程度で販売されています。
基本性能が同じであるため、コスパを重視するならRN05、長期保証や最新仕様を重視するならRU05が適しています。
共通仕様・使いやすさにおけるポイント
NP-RU05とNP-RN05は、いずれも象印の得意とする「圧力IH炊飯」を搭載した3合モデルであり、共通点が非常に多い機種です。
共通の炊飯技術により、小容量でもムラのない炊き上がりを実現し、操作性やメンテナンス性にも優れています。
ここでは、両モデルに共通する主要機能や日常での使いやすさに注目します。
共通の炊飯技術(圧力IH+「うるつや保温」など)
両モデルは、象印独自の「圧力IH」技術を採用しており、加圧と減圧を繰り返すことでご飯をふっくら炊き上げます。
さらに「うるつや保温」機能によって、炊き上げ後のご飯を長時間しっとり保つことが可能です。
加えて、「蒸気セーブ設計」により炊飯時の蒸気を抑え、キッチン環境にも優しい仕様となっています。
炊飯中の静音性も高く、夜間や早朝の使用にも配慮されています。
炊飯容量・対象ユーザー(3合モデル)
両機種とも炊飯容量は0.54L(3合)で、1~2人暮らし向けに最適化されています。
大容量モデルに比べて炊飯時間も短く、省電力で経済的。
特に一人暮らしで「毎日炊きたてを食べたい」「冷凍保存を最小限にしたい」という人にとって、3合炊きは扱いやすいサイズ感です。
また、小型ながらも炊き上がりに妥協がなく、炊飯器の性能をしっかり実感できる点も好評です。
お手入れ・メンテナンス面での共通仕様
RU05・RN05の両モデルは、「フラット庫内構造」と「洗える内ぶた」を採用しています。
毎回の炊飯後に軽く拭くだけで清潔を保てるため、メンテナンス性が高いのが特徴です。
また、内釜コーティングの耐久性にも優れ、焦げ付きやこびりつきを防止。
付属の計量カップやしゃもじも使いやすく、炊飯から後片付けまでスムーズに行えます。
どちらを選ぶべきか/ユーザー別のおすすめ
RU05とRN05は基本性能が近いため、選ぶポイントは「価格」か「安心感(保証・新モデル)」のどちらを重視するかに分かれます。
ここでは、それぞれに適したユーザー像を具体的に整理します。
RU05を選ぶべきユーザー像
最新モデルのRU05は、細部の改善が加えられたことで、長期使用を考える人に最適です。
特に、内釜3年保証の安心感、改良された液晶表示、デザインの新しさなどを重視する方にはおすすめ。
また、少量炊飯の品質を求めるユーザーや、見た目の洗練された家電を選びたい方にも向いています。
新生活や買い替えのタイミングで「長く使えるものを選びたい」という人にはRU05がベストです。
RN05を選ぶべきユーザー像
RN05は、性能がほぼ同等でありながら価格が抑えられているため、コストパフォーマンスを最優先したい方にぴったりです。
「できるだけ安く良い炊飯器を手に入れたい」「旧モデルでも十分使える」と考える方には、RN05が非常に魅力的な選択肢となります。
特に、家電量販店やネット通販で値下げが進んでいる今が狙い目です。
型落ち旧モデルを狙うメリットと注意点
型落ちであるRN05は、価格面で大きなメリットがありますが、販売終了モデルであるため在庫限りです。
購入時は保証期間やサポート対応状況を確認することが重要です。
また、最新モデル(RU05)では細かい改良が加えられているため、長期的な安心感を求めるなら新モデルを選ぶほうが賢明です。
反対に、短期的な使用やセカンド炊飯器用途なら、旧モデルを安く入手するのもおすすめです。
まとめ
「NP-RU05」と「NP-RN05」は、どちらも“3合”サイズで圧力IH方式を採用した優秀な炊飯ジャーです。
両機種に共通する技術として、「炊き分け圧力」「うるつや保温」「洗える内ぶた・フラット庫内」など、日常使いにおける利便性やおいしさの基盤があります。
その上で、RU05は内釜の3年保証、新しい液晶表示(グレースタイル)、カラー展開の刷新など、細部の仕様アップがなされており、長くかつ安心して使いたい方には魅力的です。
一方で、RN05は価格が抑えられており、性能のベースはほぼ同等なので、コストを重視しながらも十分な炊飯性能を求める方には十分な選択肢となります。
選ぶポイントは「どこに重きを置くか」。
安心・最新仕様を重視するならRU05、費用対効果を重視するならRN05で満足できるでしょう。
選ぶ際は、実際の価格差や設置スペース・カラーの好みも併せてチェックしてみてください。




コメント