東芝の過熱水蒸気オーブンレンジ「ER‑D90B」と「ER‑D90A」。どちらも「石窯ドーム」構造・26 L庫内・1000 W出力と基本スペックが揃っており、家庭の食卓をワンランク上に引き上げる注目モデルです。
しかし、その中でも「庫内乾燥機能」「センサー性能」「トースト時間」「価格」「デザイン」といった細かな違いが存在します。
「最新機能にこだわるか」「価格を抑えて基本機能で満足するか」――本記事では、両機種の違いを項目別に整理し、購入時に後悔しないための選び方をご紹介します。
どちらを選べば自分の暮らしに合うのか、ぜひ最後までご覧ください。
基本スペックと共通機能の整理
東芝の過熱水蒸気オーブンレンジ「ER-D90B」と「ER-D90A」は、どちらも26Lのミドルクラスモデルで、家庭用として非常に人気があります。
両機種は「石窯ドーム」構造を採用し、熱を庫内全体にムラなく伝えることで、パンやグラタンなども外はカリッと中はふんわりと焼き上げることが可能です。
また、1000Wインバーターによるスピーディーな加熱性能と、過熱水蒸気によるヘルシー調理も共通しています。
電子レンジ機能とオーブン機能のバランスが取れ、日常使いから本格調理まで対応できる点が魅力です。
外観デザインや本体サイズもほぼ共通しており、設置スペースを変えずに買い替えができる点もユーザーに支持されています。
庫内容量・出力・加熱方式の共通点
ER-D90BとER-D90Aの庫内容量はいずれも26Lで、2段調理にも対応しています。
加熱出力は最大1000Wのインバーター制御で、加熱ムラを抑えながら効率的に温めが可能です。
オーブン温度は最大250℃まで上がり、ピザやローストチキンなども十分に焼けます。
さらに、スチーム機能による「過熱水蒸気調理」にも対応し、油を使わずヘルシーなメニューが作れる点が共通しています。
このように、基本的なスペックは両機種とも同じ設計であり、家庭用として必要十分な性能を備えています。
石窯ドーム構造や過熱水蒸気調理の特徴
両モデルに共通する「石窯ドーム構造」は、東芝オーブンレンジの最大の特徴です。
庫内天井がドーム型になっており、熱を食材の中心まで効率的に循環させることで、焼きムラを防ぎます。
また、過熱水蒸気調理により、表面をパリッと焼きながら内部の水分を保ち、ジューシーな仕上がりになります。
揚げ物の温め直しでもサクッと感を再現できるため、冷凍食品の再加熱にも最適です。
このように、健康志向や時短調理を重視するユーザーにも人気の高いシリーズとなっています。
ワイド&フラット庫内など使いやすさの共通設計
両モデルともワイド&フラット庫内を採用しており、回転皿を使用しないため大皿料理も簡単に出し入れが可能です。
さらに、庫内灯の明るさがしっかりしており、調理中に様子を確認しやすい点も魅力です。
操作パネルはタッチ式で、メニュー選択も直感的に行えるようになっています。
また、ドアは下開き式で、トレイを取り出す際に安定感があります。
このように、日常の使いやすさを考慮した設計が共通しており、初心者から料理好きまで幅広い層に支持されています。
主な違い5つを比較
ER-D90BとER-D90Aは基本構造が共通していますが、細かな点で新旧モデルの違いが見られます。
特に、庫内乾燥機能やセンサー精度、トースト性能、メニュー数、デザイン・価格に差があり、使用目的によって選び方が変わってきます。
以下では、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
庫内乾燥機能の有無
最大の違いは「庫内乾燥機能」の有無です。
ER-D90Bには新たに庫内乾燥機能が搭載され、調理後の水滴や蒸気を効率的に除去できます。
これにより、清掃の手間を減らし、カビやにおいの発生を防ぐ効果があります。
一方、ER-D90Aにはこの機能が搭載されておらず、使用後にタオルで拭き取る必要があります。
日常的にオーブンやスチームを使う家庭では、庫内乾燥の有無が快適さに大きく影響するポイントです。
赤外線センサーの性能差
ER-D90Bでは、赤外線センサーの感度が向上しており、食材の温度をより正確に検知できるようになっています。
これにより、冷凍ご飯やお弁当の温めムラを抑え、最適な加熱を自動で制御します。
ER-D90Aもセンサー搭載型ではありますが、検知精度の面で若干劣るため、再加熱を行うケースも見られます。
この差は日常的な使い勝手に直結し、特に「温め専門」でレンジを多用する家庭では違いを実感しやすい部分です。
自動メニュー数と使い勝手
ER-D90Bでは自動メニューの登録数が増加し、より多彩なレシピに対応しています。
特に「ノンフライ調理」や「おつまみメニュー」など、時短調理に便利なメニューが新たに追加されています。
一方で、ER-D90Aも基本的なオーブン・レンジ機能を十分に備えており、毎日の調理に困ることはありません。
ただし、調理アシスト機能の数に差があるため、料理を頻繁にする方や自動で簡単に仕上げたい方は、ER-D90Bの方が快適に使えるでしょう。
ボタン操作も改良され、見やすい日本語表示になったことで操作性も向上しています。
トースト焼き時間の差と朝使いでの影響
ER-D90BとER-D90Aでは、トーストの焼き時間にも違いがあります。
ER-D90Aは旧モデルであり、若干加熱スピードが速く、トースト2枚を約5分で焼き上げます。
一方のER-D90Bは、温度制御をより正確にした結果、トースト焼き時間が約6分程度に変更されました。
焼き色の均一さやパンの中のしっとり感はER-D90Bの方が優れており、品質重視の改良といえます。
忙しい朝に1分の差をどう考えるかはユーザー次第ですが、仕上がりの美しさと満足度は新モデルのほうが上です。
デザイン・価格・発売時期の違い
ER-D90Aは2024年モデル、ER-D90Bはその後継となる2025年モデルです。
外観デザインはほぼ同じですが、ER-D90Bでは操作パネルの印字が視認性の高い白色に変更され、全体的に高級感が増しています。
価格面では発売直後のため、ER-D90Bの方がやや高めの設定(約49,800円前後)、一方でER-D90Aは型落ちとして値下がり傾向(約41,000円台)にあります。
新機能を重視するか、コストを重視するかで選択が分かれるポイントです。
発売時期の差によって修理・部品サポートの年数も異なるため、長期使用を見据える場合は新型のER-D90Bが安心です。
どちらを選ぶべきか?使用シーン別のおすすめ
ER-D90BとER-D90Aはいずれも完成度の高いモデルですが、ユーザーのライフスタイルによって最適な選択が異なります。
ここでは、「機能重視」「コスパ重視」「設置条件」など、目的別におすすめポイントを整理します。
使い方の傾向を踏まえて選ぶことで、無駄のない満足度の高い買い物ができます。
お手入れ・温めムラ・機能重視なら新型モデルを選ぶ理由
ER-D90Bは、庫内乾燥機能と高精度センサーの搭載により、使い勝手が大幅に向上しています。
特に、スチーム調理後の水分を自動で乾燥させる機能は衛生的で、お手入れの負担を軽減します。
また、温めムラが少ないため、冷凍食品や弁当を頻繁に温める家庭では非常に便利です。
毎日複数回使うユーザーや、料理の仕上がりにこだわる方には、新モデルのER-D90Bをおすすめします。
長期使用を前提にした場合、性能差が確実に体感できるモデルです。
コストパフォーマンス・基本機能重視なら型落ちモデルで十分な理由
一方で、ER-D90Aは価格が抑えられている点が大きな魅力です。
庫内容量・出力・加熱方式は新型と変わらず、基本機能だけを見れば十分に実用的です。
特にレンジ・オーブン・グリルを中心に使用する方や、頻繁にスチーム調理を行わない方にとっては、コスパの高さが際立ちます。
シンプルで安定した操作感を求めるなら、ER-D90Aでも不満を感じることはほとんどありません。
型落ちの値下がりを活かせば、性能とコストのバランスが取れたお得な選択になります。
購入時のチェックポイント(庫内サイズ、扉の開き方、設置スペースなど)
両モデルとも本体サイズはほぼ同一で、幅480mm・奥行390mm・高さ350mm程度です。
設置の際は背面と側面に数cmの放熱スペースを確保する必要があります。
また、ドアは下開き式のため、前方にスペースを確保しておくと使いやすいです。
庫内サイズも共通しており、26Lタイプながら庫内高さがあるため、大きめのグラタン皿や2段調理にも対応可能です。
購入前にはキッチンの設置環境を確認し、スペースに合ったモデルを選びましょう。
どちらのモデルも日常調理には十分な性能を持ち、長く愛用できる設計です。
まとめ
「ER-D90B」と「ER-D90A」は、庫内容量・加熱方式・基本スペックに大きな差はありません。
主な違いは「ER-D90Bのみ庫内乾燥機能を搭載」「赤外線センサー性能が向上」「自動メニュー数がわずかに多い」「トースト焼き時間が型落ちモデルの方が早め」「価格・デザイン・発売時期に差あり」です。
毎日頻繁に使い、お手入れの手間を少しでも減らしたい、温めムラを徹底的になくしたい、最新モデルを長く使いたいという方には「ER-D90B」が有力な選択肢です。
一方で、調理機能としては十分で価格を抑えたい、トーストを朝に素早く済ませたい、基本性能があれば満足という方には「ER-D90A」が非常にコストパフォーマンスの高い選択と言えます。
設置スペース・使用頻度・予算を踏まえ、両モデルの違いを理解して最適な一台を選びましょう。



