イワタニの人気カセットガスストーブ「マイ暖」シリーズには、CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3という2つのモデルがあります。
どちらも電池も電源コードも不要で、持ち運びに便利なポータブル暖房機として人気です。
しかし、MYD2とMYD3には発売年や機能面で微妙な違いがあり、購入前に迷う人も少なくありません。
この記事では、両モデルのスペック・機能・価格・評判を徹底比較し、どちらを選ぶべきかをわかりやすく解説します。
キャンプや防災用途に最適なモデル選びの参考にしてみてください。
イワタニCB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3の基本概要
イワタニの「マイ暖」シリーズは、電源不要で屋内外問わず使えるカセットガスストーブとして人気を集めています。
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3はその中でも小型で扱いやすいモデルで、両方とも木造約3畳、コンクリート約4畳の空間を暖められる性能を備えています。
MYD3はMYD2の後継として登場し、省エネ性を強化しつつ同等の使いやすさを維持しているのが特徴です。
「マイ暖」シリーズとは?ブランドと特徴
イワタニの「マイ暖」シリーズは、カセットガスを燃料に使う携帯型ストーブで、コンセント不要・電池不要という利便性が魅力です。
停電時や災害時にも使えるほか、キャンプや屋外作業など多用途に対応します。
シリーズ共通で安全装置を複数搭載しており、不完全燃焼や転倒時の火災リスクを防ぐ構造になっています。
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3の発売時期と位置づけ
CB-STV-MYD2は2022年8月に発売されたモデルで、軽量・高出力のガスストーブとして支持を集めました。
その後継モデルとして2024年9月に登場したのがCB-STV-MYD3で、MYD2の性能を引き継ぎながら「弱運転機能」を新たに搭載しています。
このためMYD3は、従来のユーザーから「より省エネで使いやすい」と高く評価されています。
両モデルの共通点:サイズ・燃焼時間・安全装置など
MYD2とMYD3は、外形寸法が幅312×奥行222×高さ290mm、重量が約2.6kgで完全に共通です。
連続燃焼時間も同じく標準運転で約200分、弱運転で約235分と同等で、実用上の差はほぼありません。
安全装置も共通しており、不完全燃焼防止・転倒時消火・立消え安全装置・圧力感知装置の4つを搭載しています。
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3の違いを徹底比較
CB-STV-MYD2とMYD3は見た目やスペックが非常に似ていますが、細部の機能にいくつかの差があります。
とくに注目すべきは、MYD3に新たに搭載された「弱運転機能」と、省エネ性の向上です。
また、MYD3は発売年が新しいため、在庫状況や価格にも違いが生まれています。
スペック比較:暖房能力・連続燃焼時間・適用面積
両モデルとも暖房出力は約1.0kW(約900kcal/h相当)で、燃焼時間や適用面積も同じです。
MYD3では新たに弱運転が明示的に設定され、運転モードの切り替えがしやすくなっています。
このため、MYD3のほうが使い勝手がやや改善されています。
デザインや外観の違いはある?
デザイン面では、MYD3はMYD2とほぼ同じ形状を保ちながら、ロゴやカラーリングにわずかな変更が加えられています。
全体的な印象はほとんど変わらないため、見た目重視で選ぶほどの違いはありません。
MYD3で新搭載された「弱運転機能」とは
MYD3では、新たに「弱運転機能」が追加され、ガスの消費量を約15%抑えることが可能になりました。
これにより、同じガスボンベ1本でもより長時間の使用ができ、経済的かつ環境にもやさしい運転が実現します。
MYD2にはこの機能の明記がなく、MYD3の大きな改良点といえます。
価格帯とコストパフォーマンスの差
2025年現在、CB-STV-MYD2とMYD3の販売価格はほぼ同水準ですが、キャンペーンや在庫状況によってMYD3の方が安い場合もあります。
旧モデルであるMYD2が在庫処分価格で出回るケースもあるため、購入時期によってお得な方が変わる可能性があります。
燃費・省エネ性能の比較
MYD3は弱運転機能によってガス消費量を約15%削減できる点で省エネ性能が向上しています。
暖房能力は変わらないため、より効率的に燃料を使える点がMYD3のメリットです。
どちらを選ぶべき?利用シーン別おすすめ
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3は基本性能がほぼ同じため、使用目的によって選び方が変わります。
MYD3は最新モデルとして省エネ性を重視する人に適しており、MYD2はコスパを求める人におすすめです。
ここでは、利用シーン別にどちらのモデルが向いているかを解説します。
キャンプやアウトドア利用で選ぶなら
キャンプやアウトドアでの使用を考えるなら、どちらのモデルでも十分に活躍します。
ただし、MYD3は弱運転機能によって燃料を節約できるため、連泊キャンプなどで長時間使用したい人に向いています。
コンパクトサイズなので、テント内での補助暖房や調理時の手元暖房としても便利です。
防災・非常用として備える場合の選び方
停電や災害時に備えて常備する場合、MYD3のような省エネタイプがより実用的です。
ガスボンベの持ちが良いため、限られた資源で長く使えます。
ただし、価格が安く手に入りやすいMYD2を非常用として複数台備えるのも賢い選択といえるでしょう。
室内使用で重視すべきポイント
室内で使用する場合は、安全装置の信頼性と静音性が重要です。
両モデルとも不完全燃焼防止装置や転倒時自動消火装置などを備えており、安心して使用できます。
MYD3は運転切り替えがしやすく、室温に応じた柔軟な使い方が可能です。
価格重視・最新モデル重視それぞれの選択基準
価格を重視するなら、在庫が残っているMYD2を選ぶのが賢明です。
性能差が小さいため、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
一方、最新モデルを選びたい場合や、長期的に使用する予定があるならMYD3がおすすめです。
ユーザーの口コミと実際の評判
CB-STV-MYD2とMYD3はいずれも高評価を得ており、多くのユーザーが満足しています。
使用感や燃費、デザインなどの面でそれぞれに特徴があり、口コミを見ると両者の評価の傾向がよく分かります。
CB-STV-MYD2の口コミ傾向
CB-STV-MYD2は「暖房能力が高く、持ち運びが便利」という意見が多く見られます。
特に、冬キャンプや停電時の暖房として重宝するという声が目立ちます。
一方で「ガス消費がやや早い」と感じるユーザーもおり、長時間の使用ではボンベの交換が必要になるという点も指摘されています。
CB-STV-MYD3の口コミ傾向
MYD3は後継モデルとして登場したため、「燃費が良くなった」「使いやすくなった」という意見が多く見られます。
特に弱運転モードを使うことで、ボンベ1本での稼働時間が長くなったと評価されています。
また、静音性が高く、夜間でも快適に使用できるとの声もあります。
実際に使った人が感じた違い
実際に両モデルを使った人のレビューでは、「性能差はほとんど感じないが、MYD3の方が燃費が良い」という意見が多数です。
デザインや使い勝手はほぼ同じですが、最新モデルならではの細かい改良が満足度を高めています。
価格差が小さい場合はMYD3を選ぶ人が多い傾向にあります。
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3を比較してわかるポイント
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3の比較を総合的に見ると、基本的な暖房性能や安全性はほぼ同一ですが、MYD3には後継モデルとしての改良が見られます。
特に注目すべきは、ガスの消費量を抑える「弱運転機能」の搭載で、より省エネで経済的に使える点です。
見た目や操作性は変わらないため、旧モデルからの買い替えでも違和感なく使用できます。
総合評価:性能・コスパ・信頼性のバランス
総合的に見ると、MYD3は価格・性能・省エネのバランスに優れたモデルです。
MYD2はすでに実績がある安定したモデルであり、コスパの良さが魅力です。
一方、MYD3は後継モデルとして機能面の改良と省エネ性を両立しており、長期的な使用を考えるユーザーに最適です。
こんな人にはCB-STV-MYD2がおすすめ
価格をできるだけ抑えたい、あるいはサブ機として購入したい人にはCB-STV-MYD2がおすすめです。
性能面ではMYD3とほぼ同じであり、安定した暖房能力を持っています。
在庫処分などで安く入手できる場合は、コスパ重視の選択として非常に優秀なモデルといえます。
こんな人にはCB-STV-MYD3がおすすめ
最新モデルを求める人、省エネや燃費を重視する人にはCB-STV-MYD3がおすすめです。
弱運転機能によって長時間運転が可能になり、ランニングコストの面でも優れています。
また、2024年発売モデルのため、今後のサポートや入手性の面でも安心して使えるのが魅力です。
まとめ
CB-STV-MYD2とCB-STV-MYD3は、イワタニの「マイ暖」シリーズに属するカセットガスストーブであり、性能面ではほぼ同等です。
違いとしては、MYD3が後継モデルであり、「弱運転機能」を公式に搭載した点や発売年が新しいことが挙げられます。
燃焼時間・暖房出力・サイズ・安全装置などの基本仕様は共通しており、体感できる差は少ないものの、省エネ性や価格面でMYD3がやや優位です。
一方で、在庫処分などでMYD2が安く購入できる場合は、コスパ重視の選択として十分おすすめできます。
結論として、「新モデルにこだわるならMYD3」「価格重視ならMYD2」と使い方や価値観で選ぶのが最適です。




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