この記事では、東芝オーブンレンジER-D70CとER-D90Cの違いを比較します。どちらも26Lのワイド庫内を備えた石窯ドーム系モデルですが、スチーム機能やお手入れ面に差があります。
結論からいうと、基本のあたためや焼き物を中心に使うならER-D70C、蒸し料理やスチームあたため、お手入れのしやすさまで重視するならER-D90Cが選びやすいです。
その理由は、ER-D90Cには給水カセット式の過熱水蒸気やスチームレンジ、庫内乾燥などがある一方、ER-D70Cは角皿式スチームで必要十分な機能に絞られているためです。
先に結論、手軽さならER-D70C、蒸し料理まで使うならER-D90C
ER-D70CとER-D90Cは、どちらも総庫内容量26L、レンジ最高出力1000W、自動メニュー91のオーブンレンジです。
ただし、調理の幅やお手入れ機能まで見ると、ER-D90Cのほうが上位寄りの内容です。まずは全体像を表で確認しましょう。
比較表で先に違いを確認
ER-D70CとER-D90Cの主な違いは、スチーム方式、解凍機能、あたため機能、お手入れ機能、総レシピ数です。
| 比較項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| タイプ | 角皿式スチームオーブンレンジ | 過熱水蒸気オーブンレンジ |
| 総庫内容量 | 26L | 26L |
| レンジ最高出力 | 1000W | 1000W |
| スチーム方式 | 角皿式 | 給水カセット式 |
| 過熱水蒸気調理 | 非対応 | 対応 |
| スチームレンジ | 非対応 | 対応 |
| 総レシピ数 | 134 | 148 |
| 自動メニュー数 | 91 | 91 |
| 手間なしお手入れコース | 非対応 | 対応 |
| 庫内乾燥 | 非対応 | 対応 |
大きな違いは、ER-D90Cが過熱水蒸気と給水カセット式スチームに対応している点です。
一方で、庫内容量、レンジ最高出力、自動メニュー数、年間消費電力量は共通しています。毎日のあたため中心ならER-D70Cでも不足を感じにくく、蒸し料理やスチーム機能を使いたいならER-D90Cが候補になります。
どっちを選ぶかの結論
選び方を先にまとめると、調理の広さをどこまで求めるかで判断すると失敗しにくいです。
| 重視すること | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| あたためや焼き物を中心に使いたい | ER-D70C | 26L庫内、1000Wレンジ、石窯おまかせ焼きに対応しているため |
| 蒸し料理やスチームあたためも使いたい | ER-D90C | 給水カセット式スチーム、過熱水蒸気、スチームレンジに対応しているため |
| お手入れの負担を減らしたい | ER-D90C | 手間なしお手入れコースと庫内乾燥に対応しているため |
| 価格を抑えやすい方を狙いたい | ER-D70C | 機能を絞ったモデルのため、販売価格次第では選びやすい可能性があるため |
迷ったら、蒸し料理を使うかどうかを基準にするのが分かりやすいです。
スチームを「あれば便利」程度に考えるならER-D70C、茶わん蒸しやプリン、スチームあたため、スチーム解凍まで使いたいならER-D90Cを選ぶ価値があります。
ER-D70CとER-D90Cを7項目で比較
ここからは、ER-D70CとER-D90Cの違いを7項目に分けて比較します。
どちらも似たサイズ感のモデルですが、細かく見ると上位機能の有無が選び方に直結します。
スチーム方式の違い
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| スチーム方式 | 角皿式 | 給水カセット式 |
| 過熱水蒸気調理 | 非対応 | 対応 |
| スチーム調理 | 角皿スチーム調理 | 蒸し調理に対応 |
ER-D70Cは、角皿に水やお湯を注いで水蒸気を発生させる角皿式スチームです。シンプルなスチーム調理を使いたい人に向いています。
ER-D90Cは給水カセット式で、過熱水蒸気調理にも対応しています。蒸し料理やヘルシー調理まで重視するならER-D90Cが有利です。
解凍と蒸し料理の違い
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| 解凍 | 解凍、さしみ | お急ぎ解凍、スチーム全解凍、さしみ、半解凍 |
| 蒸し料理 | 角皿スチーム調理 | 蒸し、低温蒸しに対応 |
| スチームレンジ | 非対応 | 対応 |
ER-D70Cでも基本的な解凍やスチーム調理はできますが、ER-D90Cはスチームを使った解凍や蒸し調理の選択肢が広がります。
冷凍肉や魚を使う頻度が高い家庭、茶わん蒸しやプリンなどを作りたい家庭は、ER-D90Cのほうが使い勝手を感じやすいです。
あたため機能の違い
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| 基本あたため | ごはん、おかず、お好み温度、のみもの、ゆで野菜 | ごはん、おかず、お好み温度、のみもの、ゆで野菜 |
| お急ぎモード | 対応 | 対応 |
| スチームあたため | 非対応 | 対応 |
| ふっくらパン | 対応 | 対応 |
| カラッとあたため | 対応 | 対応 |
基本のあたため機能はかなり近く、どちらもごはんやおかず、のみもの、ゆで野菜、お急ぎモードなどに対応しています。
差が出るのはスチームあたためです。パンやおかずをしっとり仕上げたい場面が多いならER-D90Cが便利です。
お手入れ機能の違い
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| 庫内コーティング | とれちゃうコート | とれちゃうコート |
| 手間なしお手入れコース | 非対応 | 対応 |
| 庫内乾燥 | 非対応 | 対応 |
両機種とも庫内には汚れがつきにくい「とれちゃうコート」が採用されています。普段のふき取りやすさは、どちらも意識された仕様です。
ただしER-D90Cは、手間なしお手入れコースと庫内乾燥にも対応しています。スチーム調理後の湿気やニオイが気になる人は、ER-D90Cのほうが安心です。
レシピ数と自動メニューの違い
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| 総レシピ数 | 134 | 148 |
| 自動メニュー数 | 91 | 91 |
| 石窯おまかせ焼き | 肉、野菜に対応 | 肉、野菜に対応 |
自動メニュー数はどちらも91で共通です。石窯おまかせ焼きも、肉と野菜に対応しています。
違いは総レシピ数で、ER-D90Cは148、ER-D70Cは134です。レシピの選択肢を少しでも広くしたいならER-D90Cが向いています。
サイズと設置条件の違い
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| 外形寸法 | 幅480mm、奥行390mm、高さ350mm | 幅480mm、奥行390mm、高さ350mm |
| 質量 | 約17kg | 約17kg |
| 設置の目安 | 左右3cm以上、上方10cm以上 | 左右3cm以上、上方10cm以上 |
| 年間消費電力量 | 70.4kWh/年 | 70.4kWh/年 |
サイズ、重さ、設置条件、年間消費電力量は共通です。そのため、置けるかどうかでER-D70CとER-D90Cのどちらかが有利になるわけではありません。
注意したいのは、幅や奥行だけでなく放熱スペースまで含めて見ることです。上方10cm以上、左右3cm以上を確保できるかを先に確認しましょう。
価格と購入タイミングの見方
| 項目 | ER-D70C | ER-D90C |
|---|---|---|
| 価格の扱い | オープン価格 | オープン価格 |
| 価格差の考え方 | 機能を絞った分、選びやすい価格になりやすい | スチーム機能やお手入れ機能が充実している |
| 購入前の確認点 | 販売価格、在庫、カラー | 販売価格、在庫、カラー |
ER-D70CとER-D90Cはオープン価格のため、販売価格は店舗や時期によって変わります。発売直後、セール時期、在庫状況によっても差が出る可能性があります。
価格差が小さいならER-D90C、価格差が大きいならER-D70Cという見方もおすすめです。
ER-D70CとER-D90Cをおすすめする人
ER-D70CとER-D90Cは、上位下位というよりも使い方で選ぶモデルです。
毎日どんな調理をするか、スチーム機能をどれだけ使うかを考えると、どちらが合うか判断しやすくなります。
ER-D70Cがおすすめな人
- あたため、解凍、焼き物を中心に使いたい人
- 26Lのワイド庫内があれば十分な人
- 角皿式スチームで必要十分だと感じる人
- 過熱水蒸気やスチームレンジまでは重視しない人
- 販売価格をできるだけ抑えたい人
ER-D70Cは、基本機能をしっかり押さえた26Lモデルです。石窯おまかせ焼き、お急ぎモード、ふっくらパン、カラッとあたためにも対応しています。
毎日の使い方がシンプルなら、ER-D70Cでも十分に満足しやすいです。過熱水蒸気を使う予定が少ないなら、必要な機能に絞って選べます。
ER-D90Cがおすすめな人
- 過熱水蒸気調理を使いたい人
- スチームあたためやスチーム解凍を使いたい人
- 茶わん蒸しやプリンなどの蒸し料理を作りたい人
- 庫内乾燥や手間なしお手入れコースを重視する人
- 価格差よりも機能の充実度を優先したい人
ER-D90Cは、ER-D70Cの基本機能に加えて、スチームまわりの機能が充実しています。料理の幅を広げたい人には、選ぶメリットが分かりやすいモデルです。
特に、蒸し料理やスチームあたためを日常的に使いたい人は、ER-D90Cのほうが後悔しにくいでしょう。
購入前に確認したい3つの注意点
ER-D70CとER-D90Cを比較するときは、スペック表だけでなく、購入時期や設置条件も確認しておくと安心です。
ここでは、購入前に見落としやすい3つの注意点を整理します。
発売時期と販売価格は変わる可能性がある
ER-D70CとER-D90Cは、どちらも2026年8月発売予定のモデルです。発売前後は、販売店によって在庫や価格の出方が異なる場合があります。
また、どちらもオープン価格のため、希望小売価格で単純比較することはできません。購入前には、販売価格、ポイント還元、保証、配送条件まで合わせて確認しましょう。
置き場所は左右と上方のすき間まで見る
本体サイズは幅480mm、奥行390mm、高さ350mmで共通です。横幅だけ見て置けると思っても、放熱スペースが足りないと設置しにくいことがあります。
左右3cm以上、上方10cm以上のすき間まで含めて設置場所を確認しておきましょう。
冷凍から焼き物は下ごしらえ条件を確認する
両機種は「冷凍から焼き物」に対応していますが、取扱説明書や料理集に掲載されているレシピに従って下ごしらえしたものが対象です。
市販の冷凍食品をそのまま自動で焼ける機能とは限りません。冷凍食品中心で使いたい場合は、対応レシピや使い方を購入前に確認しておくと安心です。
ER-D70CとER-D90Cの比較でよくある質問
ER-D70CとER-D90Cを選ぶ前に、よくある疑問を確認しておきましょう。
Q1. ER-D70CとER-D90Cの一番大きな違いは何ですか?
A1. 一番大きな違いはスチーム機能です。ER-D70Cは角皿式スチーム、ER-D90Cは給水カセット式の過熱水蒸気モデルで、スチームレンジやスチーム解凍にも対応しています。
Q2. あたため中心ならどちらがおすすめですか?
A2. あたため中心ならER-D70Cでも十分候補になります。基本のあたため機能やお急ぎモード、1000Wレンジ、26L庫内は共通しているためです。
Q3. 蒸し料理を作るならどちらが向いていますか?
A3. 蒸し料理を作るならER-D90Cが向いています。給水カセット式で、蒸しや低温蒸し、過熱水蒸気調理に対応しているため、使えるメニューの幅が広がります。
Q4. サイズや置き場所に違いはありますか?
A4. 外形寸法、質量、設置条件は共通です。どちらも幅480mm、奥行390mm、高さ350mm、質量約17kgで、左右3cm以上、上方10cm以上のすき間が目安です。
Q5. 自動メニュー数は違いますか?
A5. 自動メニュー数はどちらも91です。ただし総レシピ数はER-D70Cが134、ER-D90Cが148なので、レシピの幅はER-D90Cのほうが少し広くなります。
Q6. お手入れしやすいのはどちらですか?
A6. お手入れ機能まで重視するならER-D90Cです。両機種ともとれちゃうコートを採用していますが、ER-D90Cは手間なしお手入れコースと庫内乾燥にも対応しています。
Q7. 価格差がある場合はどう選べばいいですか?
A7. 価格差が小さいなら機能が多いER-D90C、価格差が大きくスチーム機能をあまり使わないならER-D70Cがおすすめです。販売価格は時期や店舗で変わるため、購入時点で比較しましょう。
東芝オーブンレンジER-D70CとER-D90Cの比較まとめ
ER-D70CとER-D90Cは、どちらも26Lのワイド庫内、1000Wレンジ、自動メニュー91を備えた東芝のオーブンレンジです。基本性能は近いものの、スチーム機能とお手入れ機能に大きな違いがあります。
あたため、解凍、焼き物を中心に使うならER-D70Cで十分です。過熱水蒸気、スチームあたため、スチーム解凍、蒸し料理、庫内乾燥まで使いたいならER-D90Cを選ぶ価値があります。
購入時は、販売価格、在庫、保証、設置スペースを合わせて確認しましょう。価格差が小さいならER-D90C、価格差が大きく基本機能重視ならER-D70Cという選び方が分かりやすいです。

